2009年11月22日

「諏訪大社平林宮司様の講話を聞く会」で「御柱」披露☆

(以下、美咲のブログより転載です。)

昨夜は、下諏訪町木遣(きやり)保存会主催の
「諏訪大社平林宮司様の講話を聞く会」へ☆

「諏訪大社平林宮司様の講話を聞く会」で「御柱」披露☆

諏訪大社 下社 秋宮の参集殿で開かれたこの会。
諏訪圏6市町村にある9団体の木遣保存会・木遣衆
(茅野市木遣保存会・富士見町木遣保存会・原村木遣保存会・諏訪市木遣保存会・
岡谷木遣保存会・長地木遣保存会・川岸木遣保存会・湊木遣保存会・下諏訪町木遣保存会)
のみなさんが、沢山集まったもんですから、
いまにも御柱大祭がはじまるんじゃないかという熱気♪
正直、ここまで素晴らしい会になるとは・・・私の予測をはるかに超えていました。

式年造営御柱大祭(通称:おんばしら)とは、7年に1度、
諏訪大社 上社(前宮・本宮) 下社(春宮・秋宮) 四社の神域の四隅に
奥山から切り出した樅の大木・御柱が立てられるお祭のことでいよいよ来年開催です。>

「諏訪大社平林宮司様の講話を聞く会」で「御柱」披露☆

昨夜の会は
「諏訪大社祭事と木遣りの役割 ~木遣り衆に期待するもの~」と題された
平林成元宮司さんのお話が中心でしたが・・・魂が震えました!
メモをとったので、特に印象に残った部分をご紹介してみます。

・御柱は諏訪湖を渡る御渡り(みわたり)を静めるための柱、標柱ではないか。
・諏訪大社 上社の前宮、本宮、諏訪大社 下社の春宮、秋宮、合計4社でひとつ
 とする神社は日本各地を探しても稀であること。
・木遣りは江戸の元禄からはじまった・・・「お願いだ~」と木遣りを鳴くのは
 いのちがけの仕事、安全にできるように、ひたすら神に願う行為。
・御柱においての木遣りの役割は、オーケストラの指揮者。合図の役割。
 その合図に合わせて、みんなが力を合わせ、大きく重たい樅の大木・御柱が
 動き出す。大切な役。
・あくまで木が主体。木を動かすために木遣りという存在がある。
 歌声を披露するためでないことを忘れてはならない。(これは私の歌にも通じるなぁ)
・「奥山の大木 里に下りて神となる」と木遣りで歌われるが
 いつ御柱は神になるのか? 御柱祭に関わる、いかなる神事でも
 御柱へ魂入れをする祝詞は上げていない。
 祝詞の内容は、無事神事が行われるように、怪我の無いようにというものばかり。
 氏子が樅の大木を神さまにする祭
 氏子は一生懸命、命がけで祭りを行わなければ、御柱が神さまになることはない。
・それが、御柱祭が氏子の祭りである由縁。
 神さまが氏子の姿勢にしたがい、そのチカラは、政治をも動かす。
・はっきりいって、今の技術なら機械を使えば、樅の大木も簡単に運び出すことができるが
 あえてそれをやらず、神代の昔、縄文から変わらず受け継がれてきた方法で
 人の力だけで大木を山から出してきて運ぶということは、森の恵み、山の恵み、水の恵みに
 感謝した、自然、水、空気などに精霊が宿っているという古代からの信仰を大切に
 しているということ。そんな祭りはそうあるものではなく
 そんな祭りが七年に一度、行われる諏訪を誇りに思わなければならない。
・絶対的な神を信じ宗教戦争をしている世界を思うと、悲しくなる。
 絶対的な神ではなくごく普通の存在・・・木とか水とか空気などに神様が宿るという思想が
 いつの日か世界から悲しい戦争を消し去るだろう。そのために諏訪の氏子は
 日本中、世界中に神代より昔、縄文の時代から続いてきたこの祭りの存在に誇り持って
 努力しなくてはならない。 
いつか地球上の悲しみがすべて解決したとき、このお祭が世界中の人たちに
 知られていることになるだろう。


わたしは魂が奮えて、半分泣いていました。
平林成元宮司さんのお話を聞いて直観したのは、
『世界が本当に平和になったとき、御柱ははじめて神となるのだな。
“奥山の大木、里に下りて神となる”という神事の木遣りには
そんな深い意味があったのか。
諏訪の氏子は世界を平和にするために御柱祭を行っているのだな。』
ということでした。御柱の指揮者である木遣衆、そして歌を歌う
私の仕事は本当に大切なものだと実感させられました。

神代より昔、縄文の時代から諏訪の国はひとつでした。
今またふたたび上社・下社の境界を超え、世界が平和になるその時まで
諏訪の氏子として、諏訪の氏子のみなさんと命をかけて
「御柱」をつなぎ、伝えていきたいと心底、思いました。
これこそ諏訪の氏子の心意気です!

「諏訪大社平林宮司様の講話を聞く会」で「御柱」披露☆

講演会、終了後は大宴会に突中しました。
各地域の木遣保存会代表がずら~っと並んだビジュアルは壮観でした。
みんなで、食べたり、飲んだり、各木遣り保存会から代表者出して
ご自慢の木遣りをご披露してくださったり、とてもとても盛り上がりました。
そして、最後。

またまた写真撮り忘れましたが(汗)
みんなの唄『御柱』を、各地域の名人と一緒にコラボレーションして歌わせていただきました。
もう、なんというか、その盛り上がりったらすごかった!
諏訪の氏子の心意気を心底、体感。
は~・・・すばらしい~。

この会を主催されました下諏訪町木遣保存会のみなさん。
茅野市木遣保存会・富士見町木遣保存会・原村木遣保存会・諏訪市木遣保存会・
岡谷木遣保存会・長地木遣保存会・川岸木遣保存会・湊木遣保存会の木遣衆のみなさん。
諏訪大社の関係者のみなさん。
すばらしい講和をしてくださった平林成元宮司さん。
本当に、ホントに、ありがとうございました∞

「諏訪大社平林宮司様の講話を聞く会」で「御柱」披露☆

P.S
『御柱』を歌い終わった後に、平林成元宮司さんから「八坂刀売神のようだったよ」と一言。
く~~~~~っ!




Posted by 美咲/御柱ソング決定盤!「御柱」を歌っています♪ at 23:26│Comments(0)
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